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東田直樹さんが僕に教えてくれたこと

 直接的にはNHKのテレビ番組が教えてくれたことだが、自閉症の方の心の内を知ることができて感動した。番組のタイトルは「君が僕の息子について教えてくれたこと」自閉症の子を持つイギリス人の作家デイビット・ミッチェル氏の立場でタイトルがつけられているが、主人公は東田直樹さんだ。

 東田さんは重度の自閉症だが、家族の深い愛に包まれ、奇跡的にローマ字表をたどることで気持ちを表すことができるようになり、童話や随筆などを発表している。この方の作品のお陰で、理解に苦しむ自閉症の方の心の内が見えるようになったのだ。(すでにご存じの方も多いと思うので詳しい説明は省略します)

 そこに見えたのは、温かい思いやりと「世界を見つめる曇りのない目」だった。脳の機能に異常があって、簡単にコミュニケーションをとることができない人の心が、こんなに価値ある輝かしいものであることを知ることができて、目から鱗がひとつ落ちたのだった。

 人は、愛に包まれて、余分な欲を持たずひたむきに成長すると、こんなに素晴らしい心が育まれるのだ。挙動からは推測しにくいことだけに、良いことを教えてもらった。東田直樹さん、ご家族の方、ミッチェル氏、NHKなど、関係方々にお礼を申し上げたい。

(今日は久しぶりに時間ができて、アベの⑨を書かなければ…と思っていたが、「美しい国へ」は言葉だけで感動がないので、後回しになった。)
 

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