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3ヶ月ぶりのG大病院 [病気及び治療経過]

 3ヶ月ぶり、正確には13週ぶりのG大病院の診察日が先週の水曜日にあった。いつものように待ち人多数の2階採血室で30分ほど待って、まず採血を済ませる。それから、3階天井まで吹き抜けの外来棟の3階隅の泌尿器科前の廊下に向かうと、少し暗いところに長椅子の空きがなかなか見つからないほど沢山の人が待っている。これもいつもの光景だ。先日のH病院とは好対照だ。
 しかし待つこと2~30分でお声がかかる。「診察室1番にどうぞ」
「どうですか、具合は?」
「お陰様で、日常生活が、普通に、変わりなくできています。」
「それは結構ですね。でも、サイ○△□×*…」
 先生、パソコンの画面を見ながらおっしゃるものだからよく聞き取れない。
「はあ?なんですか?」と耳を傾けると、
「再発している人が多いんですよ。だからまたCTと骨シンチの検査をしましょう。半年たつので。」
「血液検査の結果は出たのですか?」
「出ましたよ、0.02です。」
「もう少し先に延ばしたらまずいですか?」
「いや、やっておいたほうがいいでしょう。1月31日にやりましょう。」
「はあ。」
「看護師さんから検査の説明があるから聞いていってください。次の診察は2月28日ね。」
 待ち時間が短いのはありがたかったが、自分の時間も短かった。短い中で、しかしまた全身にX線を当てる検査を言い渡されたことが少しショックだった。「再発している人が多い」という言葉も、ズシンと腹にきた。もっとも、そうでも言わないと検査を受ける気にならない訳だから、これも仕方がない会話なのかも知れないが、それにしても「再発していないことを確認するために」とか、他の言い方を選んでもらいたいものである。マイナス情報でも、たいていのことは軽く受け流して我れ関せずで呑気にしているのだが、ドクターに「あなたのガンは悪性度が高い」とか「質(たち)が悪い」とか「再発している人が多い」とか言われると、それが事実で、そういう自覚を持つ必要があることはわかるのだが、そのことが知らず自己暗示になりかねないので、この対策が大変だ。人間というのはそういうものだ。
 知らぬが仏という諺があるではないか。医者に言わせれば「知らないでいると早く仏様になっちゃうから、なるべく遅くなるように知らせてやるんだ」というおつもりなのかも知れないが、知ることが誘導することにならないよう、ご配慮を願いたい。
 この後しばらく待って、例の一日がかりの検査の説明を聞いて、採血室の隣の化学療法室で腹部に90日もつ薬を注射してもらい、朝の血液検査の結果のプリントをそこで出してもらって診療は終了した。(治療代は2万7千円弱、院外の薬局でほぼ同額の薬代(90日分)がかかる。これは病気が発覚した人のご参考のために書いている。だからどうなんだと問われれば、懐が痛むということと、これが3割で7割は世間様に迷惑をかけているわけだから(自分で納めた部分も当然あるが)、不本意ながら金のかかる人間になってしまったなあ、精々、外で(例えばブログで)活躍して世間様に還元しなければなあと…思う次第だ。)
 血液検査の結果は、ヘマトクリット値、ヘモグロビン量、赤血球数、白血球数、血小板数が正常値より低かったのだが、まだ低いながらも正常域にかなり近付いていた。白血球数は、4.2で、正常域に入っていた。MPVという項目が時々上限を出るのだが、今回は11.0という数値で、上限をはみ出していた。(これが何を表すのか、研究不足で実はまだ知らない。)GOT、GPTという肝機能に関する数値も正常域で、しかも前回より下がっていた。PSAは、先生は0.02とおっしゃっていたが、それは前回で、今回は0.01未満となっていた。
 後は悪いイメージを払拭しさえすればよいのだ!これは私の得意分野だ(と自己暗示をかける)。
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