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現代不要品処理事情の続き+カー修理事情 [生活エッセイ]

 たかが一個人の経験を「現代~事情」などと大袈裟なタイトルをつけ、お騒がせして申し訳ありません。ゴミ捨て事情をもう少し。
 今週の火曜日、もう4、5日前のことだが、例の私にボランティアしてくれる軽トラの友人が、またやってきてくれた。その日は、高く伸びたシュロの木の枝というか、葉と実を落としに、植木屋さんよろしく高い脚立を持参して。
 家にも、閉じると2mぐらいの長さで、足を広げて立てると、1.8メートルぐらいの高さになる普通の脚立はある。その脚立のてっぺん近くまで登って、植木鋏の届く範囲の葉は、前回、一年ほど前に、まだ、放射線治療をしていない頃、つまり、股に自信があった頃、いや不安がなかった頃、私が自分で刈り落としたのだった。その後、またどんどん葉や実をつけながら上に伸びたために、もう切り倒すしかないと思っていたのだ。
「まだ切らなくてもいいだろう、オレが散髪をしてやるよ」とやってきてくれた。彼の持参の脚立は、脚立というより正に三脚、3本脚で3m以上はそそり立つ。つまり裏側が、支えの支柱1本なのだ。ちょっとよれると倒れてしまいそうで心もとないが、その分、表側のはしごの部分の下が広がっていて、わりと大きな三角形の広がりを大地に突き立てるのだ。シュロが我が家の三角形の土地の先端の、隣地との境界近くに生えているので、隣のビルの外階段に、裏の支柱を立てさせてもらわなければならない。階段を使わせてもらうことは了解を得ていたが、階段に脚立の脚を置くなど普通の脚立ではとても無理な話である。ところが、一本足ならそれも可能なのだっだ。
 高いところに登って、彼はバサバサ切り落とす。足場の安全確保のために側で見守っている私の頭上にドサドサ降ってくる。
「オーイ、サルカニ合戦じゃないんだからさあ…」
「んー?」聞こえていないのか、聞こえない振りをして楽しんでいるのか、容赦なく枝を切り落としてくる。30分もすると、シュロはすっきり、大層スマートになった。こうしておけば、多少大風が吹いても、倒れて通行人に迷惑をかけるようなことはあるまい。
 刈ったシュロの葉っぱと珊瑚のようないかつい実の枝を軽トラに積み込んだ。3抱えぐらいはあったろうか。

P1000480ds.JPG

 さて、軽トラ仕事は実はもう一つあるのだ。畳を捨てに行くことだ。
 日本の住まいは、かつては和室が当たり前で、一間か二間、洋間を作ったものだった。畳の当たりの柔らかさ、温かさは木の床に勝るものと思っていた。いや、いる。特にこどもがよちよち、はいはいしているときには床は畳みのほうがいいだろうと思う。ところが、どうしたわけか、今はフローリングが当たり前と心得ているようだ。我が家も古くて歪んだ畳をフローリングにしろと、みなが意気盛んだ。かくして、不要な畳が何枚も出る。そのうちの4枚半が既にめくれる状態になっていた。
 業者も引き取ってくれるのだが、1枚 1,800円とのことだ。これを市の焼却場に市民が持っていくと、1日10枚までとか言っていたが、10キロ150円で処分してくれるのだ。先日八畳間を壊したときにも、業者の勧めで捨てに行ってきたので、勝手は知っている。。
 シュロの枝葉の上に、重い畳を積み込んで、7~8キロ離れた焼却場に持ち込んだ。指示に従い車を走らせ、まずは畳を焼却炉に投げ込んだ。管理棟前に戻ると、計量の結果、120キロ1,800円とのこと。お金を払ってそこを通過し、Uターンして再び同じことをすると、シュロ(一般ごみ)のほうは、20キロで無料とのこと。一般ゴミは、50キロまでは無料で、それを超える分が10キロ10円とのこと。大変安くゴミを受け入れてくれている。これは、市の衛生車が無料でごみ収集をしている代わりに搬入してくれるからという配慮があるからと思われる。
 有り難き友人のお陰で、ゴミ捨て事情の追加報告ができた。

 ところで、もう一つ報告したいことがある。
 親戚の法事で、車を連ねて移動したときに、ブレーキランプの一つが点かないことが判明した。よく見ると、赤いテールランプの上のほうが少し割れていて、そこから水が入って点かなくなってしまったようだ。いつそうなったのかは不明だが、保安部品だから早く直さなければならない。日産の車なので、早速近くの埼玉日産に相談に行ったところ、3~40分待たされて出た見積もりは「リアコンビネーションランプ、部品 17,745円、技術料 5,387円、計 23,132円だった。もう11年も乗っている車で、宝くじでも当たればすぐにでも燃費のよい車に買い換えなければいけないと思っている車なので、わずかの修理に2万円以上かけてしまうのはもったいないと思って、保留して帰ってきた。
 さてどうしたものかと思って、近所の板金修理屋さんに声をかけてみた。すると、すぐに部品を調べて、
「新品だと1万8千円位しますよ。中古を当たってみましょうか」と言ってくれた。
「はあ、お願いします。」そうだ、これだと思って、すぐに頼んだ。 数日後、部品を持って訪ねてきて、
「部品が6千円で、消費税と工賃で7千円ちょっとになります。よろしければ、今、付けていきますが…」よろしいよろしい、よろしくお願いしますと相成った。
 日産はせめて、選択肢を示して欲しかった。新車で儲けて、修理で儲けて…と考えるより、客の状況に合わせて、資源の節約も考えて、顧客も社会も満足する対応を心掛けることが会社の発展につながるのではないだろうか。


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にじ

今回も、やっぱ、ナイス・・・ができなくて、コメントにします。
わたしは近くの街の整備工場に直行。何かあると。
で、とても安くやってくれていたのだと、改めて思いました。
それと、「ランプが切れてるよ」って、わたしもたまたま伺った、知人に教えてもらったのですけれど、そういうことも、嬉しいことですね。
見ず知らずの方は、言ってくれないし、言う機会もないし。
よかったですね。
by にじ (2013-09-30 08:40) 

momotaro

「ナイス」をありがとうございます。
昨日は、事務所裏のひと夏伸び放題の雑木の大枝を何本も伐採・処分しました。昼までに終わらず、午後もひと汗流しました。夕方は、「裁判員制度と倍返し」を書き、ブログに載せました。
そんなこんなで、皆さんが毎年熱心に開催している「平和のための戦争展」に行かず、失礼しました。
by momotaro (2013-09-30 10:15) 

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