関東は猛暑 [生活エッセイ]
昨日は友人から「暑すぎるよ、どうしている?」という電話があった。
「Tシャツ着てね、用があるときは汗をかきかきやって、用のない時は寝転んで、扇風機にあたって本でも読んでいるよ。」
「よく本なんか読む気になるね。この暑さじゃそんな集中力なんか働かないよ。」
「そうさ、すぐ眠くなるよ。そうしたら昼寝さ。」などと消夏法を披露した。
今日は38.8度になった。全国で二位とか、さすがに暑い。
午後、人が来るのでエアコンを点けようとしたとき、室温が36度だった。徐々に下げたほうが快適だろうと思って、設定温度を32度くらいにしようと思ったら、30度が一番上だった。それで回していると、温度差があるのでどんどん効いてくる。間もなく、32度、31度と下がってきた。そうしたら、ひんやり寒くなってくしゃみが出た。併用している扇風機を慌てて止めた。そこに客人が入ってきたので「どう、涼しいだろう?」ときくと、「暑いよ」というので、また扇風機を回した。31度はやはり31度、もっと涼しいところにいた人にとっては、やはり暑い温度だったのだ。
そうか、ちょっと暑さに適応し過ぎたかなあと少し反省した。
熊谷の夏は暑い。適応力を過信すると命にかかわる。毎日をその辺に気をつけながら緊張感を持って暮らす。思えば、冬の寒さも厳しかった。水道管が凍るほど寒い日もあったし、60センチを越える積雪もあった。生き物だから、命にかかわることを警戒しながら日々を暮らすことは当然だし、面白くもある。
それにしても、四国に降った雨の量は半端ではない。台風11号も控えている。水に流された人、土砂崩れに遭った人、家が浸水してしまった人などは、この範疇を越えている。気の毒でならない。